薬学のはじまり

私たちが生活する上で薬の存在は欠かせません。長寿化による体の諸機能の維持や、生活環境による病気、不慮の事故などで薬を必要とする場面には数多く遭遇すると思います。少しぐらいの痛みや不快感ならば自然治癒に任せますが、我慢できないくらいだと病院や薬局に行き、症状を和らげたり改善する薬を購入した経験を持つ人も多いことでしょう。

ではその薬の開発を支えた薬学はどのように始まったのでしょうか?薬自体は古代ギリシア時代やメソポタミア時代から植物等を活用することで存在していました。近代に入ると植物や鉱物などからその薬効を純粋な単一化合物にまで単離する試みが18世紀頃から盛んになります。

1804年頃、ドイツの薬剤師ゼルチェルナーによって、植物のケシから採れるアヘンという生薬からその薬効成分であるモルヒネが単離されました。アヘンはその依存性からその使用については厳しく制限されていますが、その作用はモルヒネによって起こされていることを突き止めた訳です。モルヒネはアルカロイドと呼ばれる化学物質群の一つです。アルカロイドはその分子構造内に窒素原子を持っていることで、水に溶けるとアルカリ性を示すことから「アルカリ性を示す物質」という意味で「アルカロイド」と名付けられました(アルカロイドには強い薬理活性を示す物質が含まれているので薬の宝庫と言っても良いそうです)。そのモルヒネを様々な植物成分を含む生薬アヘンから単離できたことは史上初のことであり、薬学は大きな潮目を迎えることになります。

それから西洋で生薬からのアルカロイド成分を単離する研究が盛んになり、キナの樹皮から抗マラリア成分であるキニーネの単離や、ニコチン(タバコの葉)、アトロピン(ナス科の植物)、コカイン(コカの木)、エフェドリン(マオウ)などの薬理活性アルカロイドが次々と単離されました。中には精神的な作用を発揮することで嗜好性や依存性の高さにつながり、逆に体を破壊していくことから法律で厳しく取り締まれられているものもあります。

上記のような過程を経て、西洋では医薬品開発が発展していくことになります。天然から単一に精製された化学成分や、人口的に合成で得られた単一化学物質を用いられることもあり、更には人工的な化合物を薬として用いられる場合もあります。現代に於いてもその流れの中にあり、様々な病気や機能回復のために医薬品は開発されています。その一役を担うのが薬学であり、これからも私たちが健康で元気に過ごしていくための重要な役割を果たしていくことになるでしょう。もちろん薬の服用の前に食生活や生活習慣を正しくすることで、自らの健康を支えるのが大事です。

参考:斉藤和季「植物はなぜ薬を作るのか」(文藝春秋)

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